中学生の塾代は高いって聞くけど、どのくらいするの?塾代が高すぎる!塾代を減らしたいんだけど、どんな方法があるのか教えてほしい。
こんなお悩みに答えていきます。
本記事の内容・中学生の塾代は高すぎる!塾は必要ない理由
・【中学生の塾代】1年間の平均費用
・【中学生の塾代】費用の内訳
・塾代がきついときの節約方法5つ
・塾代がきついときのチェックポイント
・主婦のパート代が塾代に消えていませんか?
当ブログでは、わが子が塾なしで高校受験第一志望に合格した方法を紹介します。
今回は、中学生の塾代について解説します。
子供の成績が良くないからと言って、とりあえず塾に通わせている人は要注意!無駄な費用を支払っているかもしれません。
本記事では、中学生の塾代の平均費用と高くなってしまう理由、無駄な出費を減らす節約方法を紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
中学生の塾代は高すぎる!塾は必要ない理由
結論から言うと、中学生には塾は必要ありません。
なぜなら、
高校入試の試験では、教科書で習った範囲しか出題されないから
このことから、学校のワークや教科書をきちんと勉強すれば、塾は必要ないと言えます。
逆を言うと、塾へ行ったからといって新しいことを教えてくれるわけではなく、あくまでも教科書に準じた内容の勉強をしているだけなのです。
たしかに塾では、先取りや復習の授業も行いますが、学校のワークや通信教育を利用すれば家で済むこと。
ただし、地域のトップ校や難関高校を目指すお子さんは、塾へ通うことを考えてもいいかなと思います。
中学生の塾代が高い理由=1年間の平均費用と学年別にかかる費用
「中学生の塾代は高い」という話はよく聞きますが、ほんとに高いんです。
まずは、1年間にかかる中学生の塾の費用を紹介します。
1年間の塾代・1年間の塾代の平均費用
・学年別にかかる1年間の塾代
それでは1つずつ解説します。
1年間の塾代の平均費用
1年間の中学生の塾にかかる平均費用は、年間17.5万円~25万円が目安。
文部科学省の調査によると、中学生の塾の年間平均費用は、公立中学校で約25万円、私立中学校で約17万5千円です。
月額に換算すると、公立中学校で約2万円、私立中学校で約1万5千円となります。
下記の資料、文部科学省の調査による「子供の学習費調査」から算出したものです。
1年間の塾代の平均費用
・公立中学校 202,965万円
・私立中学校 153,365万円
中学生の学習塾費がいちばん高くなっています。
20万円は大金ですよね。塾へ通えば成績が上がるわけではないので要注意です。
ちなみに、私立中学校のほうが費用が抑えられているのは、設備が整っていることや、中高一貫校で高校受験を受ける必要がないと考えられます。
あくまでも平均値です。塾の種類、授業回数、オプション講習の有無によって、費用は大きく異なります。
わたしが住んでいる地域の集団塾では、月額32,000円。単純計算で年間で384,000円かかるところがあります。
中学生の塾なし勉強方法!テストの点数がUPする基本的なやり方を紹介
続きを見る
学年別にかかる1年間の塾代
次に、先ほどの資料から、学年別にかかる塾の年間費用を見ていきます。
学年 | 公立中学校 | 私立中学校 |
中学1年 | 110,774円 | 117,141円 |
中学2年 | 178,408円 | 156,644円 |
中学3年 | 313,780円 | 186,569円 |
公立も私立も、学年が上がるにつれて、費用も上がっています。
中学3年生になると、夏季講習やテスト代金など受講費以外の費用がかかってくるので、年間費用も上がります。
先ほども言いましたが、実際は上記の調査結果より高いのかなと思います。私の地域の集団塾では、中3になると年間で42万円もかかります。
大手の塾なら、1年間で100万円はかかりますね。
【中学生の塾代】費用の内訳
1ヵ月の塾代で支払うものには、以下の費用も含まれます。
塾代の内訳
①:入会金
②:教材費、テキスト代
③:講習費
④:教室維持費
⑤:模試代
費用の内訳①:入会金
入会金は、入塾するときに1度だけ支払う料金です。
およそ、1~2万円が相場です。
費用の内訳②:教材費、テキスト代
塾専用のテキストです。5教科分で、1冊3,000円ほどです。
学年が上がるごとに1度購入します。
費用の内訳③:講習費
通常授業のほかに、夏休みや冬休みを使い勉強することを「講習」と呼びます。
おもに年3回、春期講習、夏季講習、冬期講習があります。
下記の表は、講習にかかるおおよその費用です。
講習費用の目安3教科 | 5教科 | |
夏季講習 | 3~10万 | 5~20万 |
春季、冬季講習 | 2~7万 | 3~10万 |
夏期講習の例は下記です。
夏季講習 例1
期間:10日間
科目:3科目
費用:5~7万円
夏季講習 例2
期間:10日間
科目:5科目
費用:6~10万円
講習機関や科目の選択を少なくすれば、費用を抑えられます。また、ほとんどの塾は、受講するか、しないかを選べます。
塾によって違いますが、講習内容は下記のような項目で行われることが多いです。
講習内容
・1,2年の復習
・基本問題
・応用問題
講習の目的は、定期テストや高校受験に向けての対策となっています。
費用の内訳④:教室維持費
設備の維持費です。冷暖房費や通信費などが含まれます。
毎月2~3千円ほどが相場ですが、費用に含まれない塾もあります。
費用の内訳⑤:模試代
月に1度塾で受けられるテストで、中学3年生が受けます。
模試の役割は、高校受験において、合格の目安を知ること。
各県で同じ模試を受けた人数から「順位」「偏差値」「合格の確率」が判断できます。
模試代は1回5千円ほどかかります。
塾代がきついときの節約方法5つ
「中学生の塾代が高くて払えない」と感じたときの対処法を解説していきます。
ちなみに、中学生の通塾率は下記の記事で紹介しています。
高校受験を塾なしで受ける割合を紹介!家庭学習のみで合格した中学生の実態
続きを見る
①:指導形態を変える
②:コマ数を減らす
③:講習を減らす
④:特待生制度を利用する
⑤:通信教育を利用する
1つずつ解説していきます。
費用の節約方法①:指導形態を変える
一般的に、塾の指導形態には以下の2つがあります。
・個別指導塾
・集団指導塾
月額:2~7万円
個別指導塾は、おもに、ひとりの先生につき1~3人の生徒がつきます。指導者の人数が必要なために料金が高めに設定されています。
月額:2~5万円
集団指導塾は、先生1人につき、1クラス生徒10~20人程度で授業を行います。
一般的に、個別塾のほうが月額費用は高めです。
もし、個別塾で塾代が高いと感じているなら、集団塾にチェンジするのもアリかと思います。
とはいえ、子どもの性格や友達とのかかわりなど、集団塾に向いていないお子さんもいるので注意が必要です。
お子さんの性格や、塾の先生との相性も関係するので、状況を見ながら決めることをおすすめします。
費用の節約方法②:個別指導の場合コマ数を減らす
個別指導塾は「コマ数」を減らすことで費用を抑えられます。
コマ数とは、1回の授業のことです。70分、90分などと塾によって異なります。
コマ数をたくさん取れば成績が上がるわけではないのですが、「子どものためにたくさん取った方がいい」と思い必要以上に取りすぎている場合があります。
その結果、どんどん料金が増えていくというわけです。
お子さんに必要なコマ数を見極め、塾の言いなりにならないように気を付けましょう。
集団指導塾の場合は「90分の授業を週に2回」という感じで、初めから決まっていることがほとんどです。
費用の節約方法③:講習の日数や教科数を減らす
講習とは、夏季講習や冬期講習などの通常の授業とは違う、長期の休みに行われる特別な授業のことです。
先ほど説明しましたが、講習の費用は、1回7日間でおよそ3万~10万円ほどかかります。
受験生の親御さんの心理として、「講習を受けさせないで、受験に落ちたらどうしよう」「ほかの子が受けているんだからうちも受けさせよう」などと不安になり受講させてしまいます。
塾の講習を受けたからと言って、合格不合格が決まるわけではありません。
また、塾が勧めてきたからと受講させているケースがけっこう多いんです。
ちなみに、塾側はいかに講習費用で稼ぐかを考えています。「いいお客様」にならないように、本当に必要なのかをよく考えるようにしましょう。
費用の節約方法④:特待生制度を利用する
特待生制度とは、成績優秀者の生徒に対して月額の料金などを、免除してもらえる制度です。
塾によって免除の額や、条件が違います。また、すべての塾が導入しているわけではありません。
特待生制度の例・模試の偏差値が65以上
・学校の通知表9教科で42以上
この制度を利用することができれば、かなりの費用の節約になりますが、ハードルは高いですよね。
費用の節約方法⑤:通信教育を利用する
通信教育を利用すれば、グッと費用を抑えられます。
たとえば、塾の高額な夏季講習や冬季講習の代わりに通信教育を使うとかです。
その他にも通信教育を利用したい理由のひとつに、「子どもが塾へ行っても成績が上がらないうえ、やる気なく塾へ通っている」といった場合です。
通信教育は塾に比べるとかなり費用を抑えられるので、塾代がきついと感じたら利用してみましょう。
下記は、おもな通信教育の受講料です。
通信教育1ヵ月のおよその費用・進研ゼミ 中学講座・・・5,980円~
・スタディサプリ・・・・・2,178円~
・スマイルゼミ・・・・・・7,480円~
塾と比較するとかなり安いですよね。
たとえば、塾の月額費用が6,000円、夏期講習7万円だとすると、通信教育なら1年間利用できちゃいます。
さらに、スタディサプリに関しては、かなりの費用を抑えることができます。
塾をやめさせたいと思っている方は、通信教育を考えてみてはいかがでしょうか。スタディサプリなら、塾との併用でも負担は軽いですよ。
とにかく安く済ませたい方は、下記がおすすめ。
スタディサプリ中学講座の口コミ・評判をどこよりも詳しく紹介!
続きを見る
塾代がきついときのチェックポイント
塾代がきついときの対処法を解説します。
塾代がきついときのチェックポイント①:イヤイヤ通っていないか
②:親から見て子どもの成績が上がっているか
③:他の塾や通信教育に変更できないか
それではチェックしてみましょう。
①:イヤイヤ通っていないか
「本当は行きたくないけど、お母さんに言われてるからしょうがなく行っている」
「周りの友達が行っているからなんとなく」
このような理由の場合は、要注意。
無駄な塾代を支払っているかもしれません。
継続して通わせるのか、一度退塾するのか、子どもの意見と保護者から見た様子で見極めて下さい。
いやいや勉強している場合、成績は上がりづらくなります。
②:親から見て子どもの成績が上がっているか
塾へ行っているのにもかかわらず、子どもの成績が上がってない場合は、塾や勉強方法を変更する必要があります。
たとえば、
・先生との相性が合わない
・部活で疲れているのに塾へ行くのは大変
・授業の進みが早すぎてついていけない
こんな理由があるなら、今の塾や勉強方法が子どもに合っていない可能性があります。
③:他の塾や通信教育に変更できないか
塾代が高くて毎月の支払いがきつかったり、子どもが塾を嫌がったりしていたら、転塾や通信教育の利用で解決が期待できます。
そこで、転塾よりも費用が安く済み、家で勉強できる通信教育のメリットを紹介します。
通信教育のメリット
・塾よりも圧倒的に費用が安い
・部活で疲れたら他の日にまとめて勉強できる
・塾の先生や友達との相性を気にしなくていい
3つほど紹介しましたが、塾代がきつい保護者の方やお子さんにとっても、かなりのメリットかなと。
通信教育は、自宅で自分のペースで学習しているのに、塾と同じ効果が期待できるんです。
先ほども紹介しましたが、中でもいちばん安いのはスタディサプリです。わが子もスタディサプリで勉強し、第一志望の高校に合格しました。
スタディサプリ中学講座の口コミ・評判をどこよりも詳しく紹介!
続きを見る
下記の記事では、わたしがおすすめする通信教育を紹介しています。
【無料で資料請求あり】中学生におすすめ通信教育!
続きを見る
主婦のパートが塾代に消える!きついときに見直すポイント
「塾代がきつくて、パート代が全然貯金できない」なんて話をママ友から聞きます。
主婦なら毎月少しでも貯金したいと思いますよね。
中3になると塾代が上がる理由・塾に通う回数が増えること(週3回)
・毎月の模試代がプラスされる
・高校受験に向けた講習を受ける(1年に3回、春季、夏季、冬季)
はじめに言いまいたがもう一度言います。塾の費用は一般的に学年が上がるにつれて高くなっていくのです。
高校受験に向けて、通塾の頻度や模試が増えるからですね。
塾代が高いと感じたら見直すポイント・ダラダラと塾を続けていないか
・塾を辞めたいと思っていないか
・行きたい高校はどこなのか
結局、塾へ行って結果が出る場合は、本人のやる気と努力が必要なんです。
ダラダラ続けていたり、目標がないまま通っていても、成績は上がりにくいでしょう。
自分の子供には、どんな勉強方法が合っているのかを1度見直してみましょう。
塾代がきついと感じたら、お子さんの意見を聞いてみるといいかもです。
まとめ:塾代は高い!もったいない無駄な出費をなくそう
今回は、中学生の塾代についてお話してきました。
本記事の要約中学生の塾代が高い時の節約方法5つ
- 指導形態を変える
- 個別指導の場合コマ数を減らす
- 講習の日数や教科数を減らす
- 特待生制度を利用する
- 通信教育を利用する
中学生の塾代はかなりのお金がかかります。お子さんにとって、ほんとうに塾が必要かどうかを見極めることが大切です。
継続したいのであれば節約を考慮し、塾を嫌がっているようであれば、きっぱりやめることもありかと思います。
こちらの記事もあわせてご覧ください。
こちらもCHECK
中学生の子供に塾を辞めたいと言われたときの対処法!
続きを見る