中学生が塾へ通わずに、家で勉強する方法を教えてほしい。
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容・中学生の塾なし勉強方法
・中学生の塾なし勉強方法を教科別で解説
・中学生が塾なしで勉強する時間はどれくらい?
・塾なしで勉強するメリット、デメリット
当ブログでは、わが子が塾なしで高校受験第一志望に合格した方法と使用した教材を紹介します。
今回は、中学生が塾へ行かずに家で勉強する方法を解説していきます。
実際に、わたしの子どもが中学生の頃にやっていた勉強方法でもあります。
これから紹介する方法をきちんと実践すれば、期末テストで5~7割程度の点数を取ることは可能です。
それでは、さっそく紹介していきます。
【中学生の塾なし勉強方法】基本的なやり方3つ
はじめに、中学生が塾へ行かずに勉強する、基本的なやり方を解説していきます。
勉強ができないお子さんは、基本的なことを意識して変えるだけで、グンと伸びたりします。
勉強方法は、おもに3つ。
基本的な勉強方法①:授業を集中して聞く
②:わからないところを放置しない
③:ワークや教科書の問題を3回解く
1つずつ解説していきますね。
①:授業を集中して聞く
単純なことですが、勉強ができる子は授業を集中して聞いています。
授業中に先生の話を聞き逃さないことを意識すれば、理解度も変わってきます。
とくに重要な教科は、数学と英語。
数字と英語は特に大事な教科
数学と英語は特につまずきやすい教科。特に集中して授業中に理解できるよう集中しましょう。
これだけで理解度が変わってきますよ。くれぐれもおしゃべりや居眠りをしないようにしてくださいね。
②:わからないところを放置しない
授業でわからなかったところは、必ず家で復習します。家でもわからなかった場合は、先生やわかる友達に聞くのがいちばんです。
しかし「内気な性格の子」「友達の目が気になり聞くことができない子」は、わからなくても放置しがちになります。わが子もそうでした。
そこで、子供と相談した結果、通信教育の「スタディサプリ」を取り入れました。わからない単元の動画を見て、ひとりでも理解することができました。
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わからないところを放置したら、ずっとわからないままなんですよね。手遅れになる前に解決してあげましょう。
③:ワークや教科書の問題を3回解く
ワークや教科書の問題は、最低でも3回は解き直してください。
なぜなら、期末テストの範囲は教科書、ワーク、プリントなどから出題されるからです。
ワークを極めることで、テストでの得点につながります。
どの教科でもできるワークの取り組み方- はじめは普通に解く。その時に、わからなかったところ、悩んだところに印をつけておく
- 間違えたところ、印をつけたところだけを解く
- さらに、間違えたところを解く。
こうすることで、苦手なところが見えるとともに効率的に勉強できます。
復習するときの間隔は、1日後、3日後、1週間後とだんだん伸ばしていくと、記憶を定着できます。
テレビを見ているときのCMの間、お風呂などのスキマ時間を上手に利用して、さっき覚えたことを思い出す作業をすると記憶に残りやすいですよ。
中学生の塾なし勉強方法を教科別で解説
ここからは、塾に行かない中学生の勉強法を、教科別に解説していきます。
実際に筆者の子どもがやっていた勉強方法でもあります。
数学の勉強方法
数学は積み重ねがとても大切な教科です。
教科書の問題とワークは、最低3回は解き直します。
先ほど紹介した「どの教科でもできるワークの取り組み方」と同じですが、
1回目:普通に解く
2回目:間違えたところ、悩んだところだけを解く
3回目:スラスラ解けるまで解く
このやり方をすれば、わからない問題だけを解いていくことになるので、効率よく勉強できます。
さらに、繰り返し解くことで定着していきます。
英語の勉強方法
英語も数学と同じで、積み重ねが大切な教科です。
苦手意識を持つ中学生も多いと思います。
テストでは、「読む」「聞く」「書く」が必要とされ、すべてができないと得点にはつながりません。
基本は、教科書の英文を覚えるくらい読みます。単語と文法を意識しましょう。そのときは、声を出して読みます。
英語は音読することで、記憶に残りやすくなります。
寝る前に1回でもいいので、教科書を読んでおくとで、テスト前に慌てて単語や文法を覚えることがなくなりますよ。
期末テストなどの前は、教科書とワークを繰り返し解きます。
単語は自分でミニテストを作って、どれくらい覚えているか確認します。
文法は、語順が大切なので実際に紙に書いてみて、語順の順番を覚えているか確かめます。
国語の勉強方法
国語はすべての教科の基本となる教科。
英語と同じように教科書をよく読み、物語と漢字を覚えます。覚えたら、ワークを解いていきます。
漢字は必ず覚えましょう。漢字のミスで点数を落とすのはかなりもったいないですから。
国語のテストは文章問題がほとんどなので、ワークを解いて回答方法のパターンを身につけておきましょう。
ややこしいのが、「文法」「古文」「漢文」です。これらは、暗記していないと解くことはできません。
とにかくひたすら覚えましょう。
理科と社会の勉強方法
理科と社会は、暗記がカギとなる教科です。
また、成績が上がりやすい教科とも言えます。
理科
理科の暗記は、必ず図とセットで覚えましょう。
理科は、問題と答え方のパターンが決まっているので、手順と結果を覚えれば正解することができます。
計算問題の公式は必ず暗記しておきましょう。
社会
社会も暗記がメインの教科です。
社会は地理の場合、地図を見てその地域の特徴、場所などをセットで覚えます。
歴史はほぼ暗記の科目なので、「誰が何時代に何をしたか」というようにひとつずつ覚えていくことが大切です。
中学生が塾に行かずに勉強する時間はどれくらい?
中学生が塾に行かないで家で勉強するということは、自分で時間の管理をしなければなりません。
下記のグラフは、学年別の平日の勉強時間を表しています。
平日の学習時間上記のグラフは、「宿題」「家庭学習」「学習塾」の3項目で表しています。
〈中1〉平日の平均勉強時間
1時間45分- 家庭学習の時間:31.2分
- 宿題の時間:57.3分
- 塾の時間:16.2分
〈中2〉平日の平均勉強時間
1時間42分- 家庭学習の時間:30.0分
- 宿題の時間:51.4分
- 塾の時間:21.0分
〈中3〉平日の平均勉強時間
2時間14分- 家庭学習の時間:43.9分
- 宿題の時間:51.3分
- 塾の時間:38.5分
中学3年生は、受験勉強があるため家庭学習の時間が長くなっていると考えられます。
中学生って忙しいですよね。
家でスマホをいじっている時間、ゲームをしている時間を減らしてライバルに差をつけちゃいましょう。
ちなみに、理想の勉強時間については、下記の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみて下さい。
中学生の勉強時間の理想は1日にどのくらい?短時間で効率よく勉強する方法を紹介
続きを見る
塾なしで勉強するメリット
中学生が塾なしで勉強するメリットを紹介します。
①:いつでもどこでも勉強できる
②:子どもの体力の消耗が少ない
③:塾の費用がかからない
1つずつ解説します。
①:いつでもどこでも勉強できる
自分の部屋に行くとベッドに横になってしまったり、マンガ本を手に取ったりして、勉強しないことってありますよね。
たとえば、進研ゼミのタブレット学習なら、自分の部屋に行かなくてもリビングでタブレットを開けばOK。
子どもがリビングにいれば何をしているのかがわかって、親から見ても安心できます。
怠けていたらすぐに声掛けができるし、子どもも家族の顔が見えて安心して勉強できますよ。
②:子どもの体力の消耗が少ない
部活や勉強に忙しい中学生にとって、学校が終わってから塾へ通うのは結構大変なこと。
通信教育なら、子どもの体力や精神面での消耗を抑えられます。
当然、気力や体力が残っていなければ、勉強する気にはなりません。塾に行かずに家で勉強できれば、子ども自身も気持ちに余裕ができますね。
③:塾の費用がかからない
中学生の塾代ってどれくらいするか知っていますか。
中学生の塾代
月額:2~7万円(個別、集団で異なる)
この他に:テキスト代、講習費、教室維持費、模試代など1年間ではおよそ20万~40万円
めちゃくちゃ高いですよね。
スタディサプリなら、5教科で月々2,178円で受講でき、塾と比べるとかなりの費用を抑えられます。
中学生の塾代の詳しくは、下記で紹介しています。
中学生の塾代が高い理由!1年間の平均費用と節約方法を紹介
続きを見る
塾なしで勉強するデメリット
中学生が塾なしで勉強するデメリットを紹介します。
塾なしで勉強するデメリット①:勉強方法が合っているかわからない
②:強制力がない
それでは解説します。
①:勉強方法が合っているかわからない
塾へ通えばスケジュールに沿って指導してくれますが、自宅学習では自分で計画を立てて勉強を進めていかなくてはなりません。
勉強方法を知らないと、何から手を付けていいのかがわからず時間がかかってしまいます。
そんなときは、通信教育の利用で解決できます。たとえば進研ゼミのタブレット学習では、AIが学習状況を判断し一人ひとりに合った問題を作成してくれます。さらに、保護者のスマホに勉強の進み具合を通知してくれるので、何をどのくらい勉強したのかがわかるのです。
なお、スマイルゼミやスタディサプリでも、同様の機能を使っての学習が可能。
塾なしでひとりで学習を進めるのはむずかしいお子さんも、通信教育の利用で効率よく勉強できるし、保護者の方も安心して見守れますよ。
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②:独学での勉強はハードルが高い
宿題もあとまわし。テスト勉強もあとまわし。こんな子どもは、独学で勉強していくことは難しいかと。
なぜなら、自宅学習に強制力がなく本人のやる気が大事だからです。
中学生にとっての最終目標は、「志望校に合格すること」ですよね。
独学で勉強していくことが不安だったら、塾や家庭教師、通信教育の利用をおすすめします。
まとめ:塾へ行かなくても勉強方法はある
今回は、塾へ行かずに家で勉強できることをお話ししてきました。
本記事の要約塾なし勉強法の基本的なやり方3つ
- 授業を集中して聞く
- わからないところを放置しない
- ワークや教科書の問題を3回解く
教科別の塾なし勉強方法
- 数学と英語は積み重ねが大切
- 国語は回答パターンを身につける
- 理科と社会は暗記がメイン
塾に行かずに勉強する平均時間
- 中1:1時間45分
- 中2:1時間42分
- 中3:2時間14分
塾なしのメリット、デメリット
メリット
- いつでもどこでも勉強できる
- 子どもの体力の消耗が少ない
- 塾の費用がかからない
デメリット
- 勉強方法が合っているかわからない
- 独学での勉強はハードルが高い
受験は待ってくれません。
この記事を読み終えたら、さっそく取りかかりましょう。
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