中学生になる子供が、夜遅くまで起きてるから心配。1日にどれくらいの睡眠時間を取ればいいのか知りたい。
こんなお悩みにお答えしていきます。
本記事の内容・中学生の平均睡眠時間
・中学生の理想の睡眠時間
・寝る時間が遅くなる原因
・中学生が寝る時間を早めるためにできること
当ブログでは、わが子が塾なしで高校受験第一志望に合格した方法を紹介します。
今回は、中学生の睡眠時間について解説します。
わが子も、YouTubeにInstagram、LINEの無限ループ。早く寝ろって感じですよ・・・。
まだ中学生なのに、夜遅くまで起きていると心配になりますよね。
この記事では、睡眠時間が短くなってしまう原因と、睡眠不足が続くと体に起こる影響について解説します。
お子さんの睡眠時間が短くて心配な方は参考にしてみてくださいね。
中学生の平均睡眠時間は短い
まずは、中学生の平均的な睡眠時間について。
平日の起床間は毎日同じなので、眠りにつく時間が遅ければ、とうぜん睡眠時間は短くなります。
下記は、中学生の平均的な睡眠時間です。
下記に中学生の平均睡眠時間をまとめました。
中学生の平均的な睡眠時間
・中1:7時間40分
・中2:7時間23分
・中3:6時間59分
中1と中3では、就寝時間がおよそ1時間も違うことがわかります。。
中3の睡眠時間が短くなる理由は、受験勉強の時間が関係しているのかと思われます。
ぜひ、お子さんの睡眠時間と比べてみて参考にしてみてください。
中学生の理想の睡眠時間は8時間以上
次に、実際に確保したい睡眠時間について紹介します。
下記の調査結果は、アメリカの睡眠財団が調べた資料の一部です。
Teenagers: As kids get older, their need for sleep decreases slightly. Teens (14-17 years) require about eight to 10 hours of nightly sleep.
訳:子供が成長するにつれて、睡眠の必要性はわずかに減少します。十代の若者たち(14-17歳)は、毎晩約8〜10時間の睡眠を必要とします。
引用: National Sleep Foundation
なんと、14歳から17歳の子どもは、1日に8~10時間の睡眠が必要だと述べています。
中学生で8時間以上の睡眠を平日に確保するのは結構大変かも。
中学生の頃は部活や習い事をしていると帰宅時間は6時過ぎなんてことも。さらに、夕食後もお風呂や宿題でベッドに入るのは遅くなりがち。
それでも、7時間以上の睡眠時間を確保できるよう心がけましょう。
寝る時間が遅くなると体に起こる影響3つ
中学生の子どもは成長期にあります。
しかし、睡眠時間が短くなると体や心に悪い影響がでてくるんです。
睡眠不足で起こる影響①:学習面への影響
②:身体面への影響
③:精神面への影響
①:学習面への影響
集中力の低下が起こります。授業中もぼーっとしたり、眠くなってしまったりで、先生の話は耳に入ってきません。
さらに計算ミスや、記憶力の低下が起こることも。
この状態が続けば成績が下がり、高校受験に影響を及ぼす可能性があります。
②:身体面への影響
寝不足が続くと疲れやすくなったり、体調を崩しやすくなります。
朝起きられなっかったり、風邪をひきやすくなったりで学校を休みがちになってしまうと、内申点への影響も懸念されます。
また、成長ホルモンにも影響を及ぼす恐れが。
成長ホルモンは脳下垂体から血液中に分泌されるホルモンで、軟骨を形成し骨をつくります。従って、成長ホルモンの分泌が不足している子どもは、身長の伸びが低下し、周囲の正常な子どもたちと比較して低身長となります。また、成長ホルモンは身長を伸ばすだけでなく、糖および脂質の代謝やタンパク質の合成にも関係しています。
引用:成長相談室
身長の伸びにも関係してくるなど、育ち盛りの中学生にとって睡眠はとっても大切なんです。
③:精神面への影響
睡眠不足がつづくと、精神面にも影響が出ます。
イライラして攻撃的になったり、覇気がなくなったりします。
1日に4時間半ほどしか眠らない睡眠不足が5日間続くと、うつ病や統合失調症などの患者に似た脳機能の変化がみられ、不安や混乱、抑うつ傾向が強まることが、国立精神・神経医療研究センターの三島和夫部長や元村祐貴研究員らの実験で明らかとなった。
引用:Science portal
さらにひどくなると、不登校になるお子さんもいます。
中学生の寝る時間が遅くなる原因
中学生の就寝時間が遅くなる原因を、3つほど紹介します。
睡眠時間が少ない原因①:寝る前にスマホを見ている
YouTube、LINE、Instagramなど、SNSに夢中になりがちではないでしょうか。
眠りにつく直前までスマホを見ていることが睡眠時間が遅くなる原因
たとえば、勉強の息抜きや、夕食後の30分間だけなど、決められた時間内であれば問題はないかと思います。
ずっとスマホを握りしめていることが無いようにしたいですね。
睡眠時間が少ない原因②:ゲームのやりすぎ
今の時代は、ニンテンドーswitchやプレイステーション、さらにはPCゲームやスマホアプリなど、さまざまな機器でゲームができる環境がありますよね。
やめどきがわからず夜遅くまでゲームをしていることが原因
さらには、友達とオンラインゲームなどに熱中するお子さんが増えているようです。
下記は、オンラインゲームの利⽤頻度(性年代別)に、関東 1 都 6 県在住の⼩中学⽣が回答したものです。
男子中学生の半数以上は、毎日オンラインゲームをしていることがわかります。
実際に小中学生の男子に人気のゲーム「フォートナイト」は、禁止になる学校も。
学校での話題についていけないのはわかるけど、ほどほどにするよう声掛けをしましょう。
睡眠時間が少ない原因③:塾や勉強で遅くなる
部活や塾、習い事などで帰宅時間が遅くなると、その分寝る時間も遅くなりがちです。
遅くまで塾や家で勉強をしていることが原因
もしかしたらですが、宿題が難しくわからなくて時間がかかっているのではないでしょうか。
勉強のやり方がわからないなら早めに対処してあげることが大事。高校受験に向けて苦手をなくしておきましょう。
中学生が勉強についていけない原因と対処法を紹介!放置は危険
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中学生が寝る時間を早めるためにできること
中学生の就寝時間を早めるための方法を紹介します。
就寝時間を早めるための方法①:メディアの利用時間を決める
②:勉強の悩みを聞く
それでは1つずつ解説します。
①:メディアの利用時間を決める
スマホやゲームをやりすぎないよう、ルールを決めるのです。
たとえばスマホやゲームを、
・夜9時になったらやめる
・かならず、親のいるところ(リビング)で見る
・勉強の休憩時間30分は使用してもよい
・有害サイトへアクセスできないよう設定する
こんな感じで、親子で納得できる決まりを作るのが効果的かと思います。
親の意見を押し付けるのは逆効果になるので気をつけてくださいね。
②:勉強の悩みを聞く
就寝時間と関係ないように思われるかもですが、宿題がスムーズにいかず悩んでいる時間が長いのかもしれません。
いちど勉強で困っていることがないか、聞いてみることをおすすめします。
たとえば、「数学や英語でつまずいている箇所があるのか」とか、「塾や通信教育を利用したいと思っているか」とかですね。
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まとめ:生活リズムを整えて勉強に集中しよう!
今回は、中学生の睡眠時間についてお話してきました。
まずは、最低でも7時間以上の睡眠時間を確保しましょう。
就寝時間が遅くなる原因がわかれば、寝る時間を早めることは可能ですね。
中学生は心も体も成長するとき。早めに眠りにつきましょう。