小4になって勉強についていけなくなった。このままだと心配。何かいい勉強法はないかな?
こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容・小4の壁の正体とは?
・科目別のつまずきポイント
・保護者ができるサポート
・親子で乗り越えるためのヒント
当ブログでは、わが子が塾なしで高校受験第一志望に合格した方法と使用した教材を紹介します。
今回は小学4年生の学習面と、この時期の子どもの特徴について解説します。
小学4年生は学力の分岐点ともいわれ、多くの子どもたちが「勉強についていけない」と感じる時期です。
「小4の壁」と呼ばれるこの分岐点を乗り越えるためには、親子での適切な対策が必要不可欠です。
本記事では、小4の壁が学力にどのような影響を与えるのかを解説し、これを知ることが成功への第一歩である理由をお伝えします。
小4の壁の正体とは?学力格差が広がる重要な時期
まず、小4の壁について解説します。
小4の壁とは
小4の壁とは、小学校4年生頃(9〜10歳)の子どもたちが直面する様々な困難や課題を指す言葉です。この時期に、多くの子どもが学習面や精神面でつまずきを経験することから、「9歳の壁」「10歳の壁」とも呼ばれています。
小学4年生になると学習内容がより難しくなる時期で、多くの子どもがつまずき始めます。
文部科学省の調査によると、小学4年生の約35%が「学習についていけない」と感じているそうです。
実際に、こんなお悩みがありました。
このように、こどものつまずきを感じている方はかなり多いかなと感じます。
さらに、学習面だけでなく友だち付き合いやクラス内での役割も変化し、勉強以外のストレスが学力に影響することもあります。
子どもの変化に早めに気づいて適切に対応したいですね。
小4の勉強についていけない理由
つぎに、小4の勉強についていけなくなる理由について解説します。
小4の勉強についていけない理由①:学習内容が難しくなり「わかる」が「むずかしい」に変わる
②:周りと比べてしまう年齢になる
③:友だち関係が複雑化する
それでは1つずつ解説します。
①:学習内容が難しくなり「わかる」が「むずかしい」に変わる
小学4年生になると、授業で扱う内容が一気に難しくなります。
それまで「わかる」「できる」と感じていた子も、「なんだか難しいな」と思う場面が増えてくるのがこの時期です。
たとえば、教科別でみると以下のような特徴があげられます。
- 国語では長い文章を読み解く力や、自分の考えを論理的にまとめる力が求められるようになります。
- 算数では、3桁の割り算や複雑な図形の問題が登場し、答えを出すまでに何段階もの手順を考えなければいけません。
- 理科でも、電流や磁石といった目に見えない概念を理解する必要が出てきます。
こうした内容は、単に暗記するだけではなく「考える力」が必要です。
ここでつまずいてしまうと、授業についていけなくなり、難しいと感じてしまうことも。
子どもの「できない」に寄り添いながら、一緒に乗り越える工夫が必要です。
②:周りと比べてしまう年齢になる
小学4年生くらいになると、子どもたちは少しずつ「自分」という存在を意識し始めます。
友だちや先生、親など周りの目を気にするようになり、「できる自分」「できない自分」に敏感になります。
特に、苦手な科目があると、早々に諦めてしまうことも。また、他の子どもと比べてしまい、劣等感を感じてしまうこともあります。
こうした自己意識の変化は、良い方向に働けば「もっと頑張りたい」というモチベーションにつながりますが、逆にプレッシャーや劣等感を感じると、勉強から遠ざかる原因にもなります。
子どもの心の変化に気づき、「大丈夫だよ」「やってみよう」と声をかけてあげることが、学習意欲を取り戻す鍵となるでしょう。
これまでの様子と違う一面が見えたら、小4の壁の影響かもしれませんね。
③:友だち関係が複雑化する
小学4年生になると、友だち関係がグッと複雑になります。
仲のいい子と遊ぶ楽しさが増える反面、グループ内でのトラブルや仲間外れなど、子どもなりの人間関係の悩みが出てくる時期です。
また、友だちと遊びたい気持ちや、ゲームに夢中になる時間が増えることで、「勉強は後回し」という習慣がつきやすくなる時期でもあります。
友だち関係がより複雑化し、勉強以外のストレスが増えることも。
さらに、グループ内での位置づけや友人関係のトラブルが発生しやすく、これが学習面へ悪影響を及ぼします。
じゃあどうすればいいの?と思いますよね。
親として、以下のことを意識するだけでもOKです。
「友だちと遊ぶ時間も大事だよね」と共感しつつ、「遊びと勉強の両立」をサポートする姿勢が必要です。一緒に勉強する時間を作ったり、宿題をがんばったら褒めてあげることで、子どもが前向きに取り組めるようになります。
友だちとの付き合い方や嫌なことがあったときの対処法を伝えておくことで、勉強への影響を最小限に抑えることができます。
科目別に見る小4のつまづきポイントと対策
小4で習う学習内容のつまづきポイントと対策を解説します。
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それでは1つずつ解説します。
国語|話す・聞く・書く・読むの4つのバランス
国語では、読解力だけでなく、「話す・聞く・書く・読む」の4つのバランスが求められるようになります。
物語文や説明文を正確に読み解き、自分の意見を論理的にまとめる練習が必要です。
また、漢字練習は集中して「ながら作業」にならないよう気を付けてくださいね。
日常会話や読書習慣を通じて、国語力を底上げしましょう。
算数|3桁の割り算と図形理解のコツ
小学4年生の算数では、「3桁の割り算」や「図形の面積計算」といった、より高度な抽象的思考が必要な単元が登場します。
これを楽しく学ぶためのポイントは以下です。
- 割り算:具体的な物や数を使って、割り算の「分けるイメージ」を視覚的に理解させます。たとえば、キャンディを兄弟で分けるなど、実生活に結びつけると効果的です。
- 図形:面積の求め方や形の特性を学ぶには、紙を切ったり折ったりする方法が役立ちます。図形パズルなどを使うと楽しく学べますよ。
- 家庭でできる工夫:買い物での合計金額を計算したり、部屋の床面積を測ってみたり、日常生活に算数を取り入れると、子どもが自然と学びに興味を持つようになります。
こんな感じで、3年生までの単純な計算問題から、より高度な思考力がもとめられます。
算数は「できた!」という達成感が大事な教科なので、小さな成功を褒めてあげると学習意欲が高まりますよ。
理科|電流の働きを理解するプロセス
小学4年生の理科では、目に見えない「電流」や「磁力」といった概念を学びます。
教科書を読んでいるだけで理解することは難しく、実体験が大きな助けとなります。
そのため、授業での実験は積極的に取り組めるといいかと思います。
小学生の理科は、暮らしのなかにヒントがあるので、親子で一緒に学ぶことができますよ。
保護者ができる具体的なサポート方法
ここでは、子どもへのサポート方法を紹介します。
保護者ができるサポート方法①:学習環境の整えて基礎学力の強化しよう
②:モチベーションを保つために声かけしよう
③:適切な学習教材を選ぼう
それでは1つずつ解説します。
①:学習環境の整えて基礎学力の強化しよう
小4の子どもの学習環境づくりは、基礎学力強化の第一歩です。効果的な環境整備のポイントは以下の3つです。
- 静かで集中できる学習スペースの確保
- 適切な照明と快適な椅子の準備
- 必要な学習道具の整理
子どもが落ち着いて学習できる空間は、モチベーション維持に不可欠です。
騒音の少ない場所を選び、明るく、姿勢が正しく保てる椅子を用意しましょう。
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また、教科書、ノート、文具などを整理整頓しすぐに取り出せる環境を作ることで、学習への心理的ハードルを下げることができます。子どもと一緒に環境づくりに取り組むことで、主体性も育てられます。
子ども扱いしないで、きちんとした学習スペースを作ってあげると、やる気がでたりします。
②:モチベーションを保つために声かけしよう
子どもとのコミュニケーションで大切なのは、子ども扱いしない関わり方です。対等な立場で接することで、子どもの自尊心と自信を育むことができます。
具体的には、
- 対等な立場でコミュニケーション
- 成長を認める言葉がけ
- 自主性を尊重する態度
子どもの意見に耳を傾け、押し付けるのではなく、共に考える姿勢が重要です。
「できた」「がんばった」といった具体的な言葉で成長を認め、小さな成功も大いに褒めましょう。
また、自分で考え、決定する機会を与えることで、自主性と責任感を育てることができます。子どもを信頼し、見守る姿勢が、学習への意欲と自信につながるのです。
③:適切な学習教材を選ぼう
小4の学習教材選びは、子どもの学習意欲を引き出す重要なポイントです。
以下の3つを意識しましょう。
- お子様の興味に合わせた教材
- 楽しみながら学べる教材
- レベルに合った難易度
たとえばですが、子どもの好きなキャラクターや興味のあるテーマと連動した教材を選ぶことで、学習への抵抗感を減らせます。
ゲーム感覚や楽しさを取り入れた教材は、学習への意欲を高めます。また、現在の学力レベルに合った教材を選ぶことで、達成感を味わいやすくなります。
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自宅学習で自信をつけるには、得意科目から取り組み、徐々に学習時間を延ばしていきましょう。
学校のワークや市販のドリルなど、テキストで勉強することが苦手なお子さんは、タブレット学習がおすすめです。
小学4年生で一生が決まる?親子で乗り越えるためのヒント
結論から言うと、小4ので一生が決まるわけではありません。
ただし、学力の差は小4を境に如実に表れてくる時期と言えます。
ここでは、小4の子ども向けの学習方法を紹介します。
小4の子ども向けの学習方法①:自宅学習で自信をつけるステップ
②:1日30分から始める基礎学力向上プラン
③:小4男子あるある!興味を引き出すアイデア
それでは1つずつ解説します。
①:自宅学習で自信をつけるステップ
まずは、自宅で勉強するときの効果的なやり方を紹介します。
- 短時間から始める
- 得意科目から取り組む
- 達成感を味わう
- 徐々に学習時間を延ばす
このように、段階を踏んで少しずつやっていくことをおすすめします。
なぜなら、小学生の集中力は10~20分程しか続かないからです。
特に、「自分にもできた」という達成感はとても重要。
小さな目標を設定し、それを達成したときにはたくさん褒めてあげましょう。
達成感は子どもの学習モチベーションを大きく向上させます。具体的な目標を一緒に立て、その達成を親が喜ぶことで学習そのものを楽しむ気持ちが育ちます。
子どもと一緒に目標を決めるのがおすすめです。
②:1日30分から始める基礎学力向上プラン
30分という数字は、子どもへの心理的な負担を減らすためです。
はじめから1時間ちかい学習をやろうと思っても小学生には難易度が高すぎます。特に、低学年の子にはかなりキツイでしょう。
30分という限られた時間は、集中力を保ちやすく、学習への抵抗感を減らすことができます。長時間の学習は逆に子どもにストレスを感じさせる可能性があるため、無理なく継続できる時間から始めることが大切です。
勉強が苦手な子は、基本的な問題ができないことが多く見られます。
たとえば、足し算、引き算のひっ算ができないのに、少数のひっ算はできるわけがありません。
このように、できない箇所を探しさかのぼってやり直すことが必要となります。
お子さんの苦手な個所を見つけて、効率よく学習を進めていきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 勉強が嫌いな子どもにどう接すればいいですか?
A. 強制せず、興味を引き出す工夫と、小さな成功体験を積み重ねることが重要です。
Q. 学習のモチベーションを上げるコツは?
A. 褒める、共感する、目標を一緒に立てる、達成感を味わわせることが効果的です。
Q. 学習のつまずきをどう克服すればいいですか?
A. 原因を特定し、個別のサポートと適切な教材選びが鍵となります。
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まとめ:4年生で学習習慣をつけて苦手をなくそう
今回は、小学4年生が勉強についていけない理由と対策方法を紹介しました。
さいごにもう一度おさらいしておきましょう。
本記事の要約- 学習内容が難しくなり理解できなくなる
- 精神的なストレスがあり勉強のストレスが増える
- 学習環境を整えることや適切な声掛けでモチベーションを上げる
- 適切な学習教材で苦手を克服しよう
小学4年生は将来の学習習慣の基盤を作る重要な時期です。焦らず、寄り添いながら、お子様の可能性を信じることが最も大切です。